伊賀遠征記

4.激突!スーパーNINJAアクションショー

 博物館を出ると、お待ちかねの忍者ショーです。忍者ショーは30分おきにやっていて、結構並んで入りました。中からは「小太郎、覚悟!」「ぐわー!」などという声が聞こえてきてかなりそそりました。ショーではまず偉そうなおっさんが日本刀で巻き藁を切ってみせて、「私たちはテレビの時代劇みたいに刀を打ち合わせたり派手なことはしません」と言っていました。しかし後のショーではしっかり派手な演出をしまくっていたので、言行不一致だと思います。もっとも観客としては、面白ければでたらめだろうとなんだろうと、どうだっていいんですが。忍者ステージでは、司会者も忍者の格好をしていました。その司会者はそのままショーの主役として大暴れしていました。忍者ステージで、風魔忍者が宙返りの技を見せました。私たちががあっけにとられていると、ジェスチャーで「拍手をしろ」と促しました。


 ショーの終了後、手裏剣投げ5枚200円というのをやっていました。武田ははじめから400円払っていました。5枚とも的に刺さると忍たま乱太郎Tシャツをもらえるということだったのですが、3人で投げまくって全然刺さりませんでした。バッティングセンターみたいに手裏剣センターというのがあれば通うのに、などと話し合いました。新世界に弓道場がある(あった)んだから、手裏剣道場だってあっていいじゃないか。的に当たったらおばちゃんが「あたーりー」とか言って太鼓を叩いてくれたりして。

 舞台の外に出てみると外にも手裏剣投げの場所がありました。こちらのほうがすいているし、手裏剣もよく刺さったのでおすすめです。舞台のほうの手裏剣は刃が丸くて刺さりにくかった。

 帰りに忍者屋敷の外の壁に気持ち悪い顔があるのを発見しました。移動してもずっと目が追いかけてくるように見えます。

 みやげ物売り場は外にもありました。プラスチック製のおもちゃの刀に、店員が作ったと思われる折り紙の手裏剣が貼りつけてあり、販促意欲が伺えました。刀そのものはいかにもプラスチックであまりよくなかったのですが、パッケージのニンジャのイラストはアメリカンでよかったです。ちなみにほとんどが中国製でした。

 3時前に、近鉄上野駅近くのうどん屋で「忍者うどん」「忍者そば」というのを食べました。「忍者弁当」というのを食べたかったのですが、米がないということで食べられませんでした。

 忍者うどん(そば)というのは、手裏剣の形をしたこんにゃくの味噌田楽が乗っているうどん(そば)で、他にはねぎとかまぼこしか具がありませんでした。「具がないなあ」なんていいながら食べていたら、麺の下から卵や肉やてんぷらといった具が出てきました。よく見ると壁に「影から具が」と書いてありました。写真もとったのですが、暗くてうつっていませんでした。残念。しばらくここで休んでから近鉄上野市駅からピンク色の忍者電車で伊賀上野に戻り、大阪に帰りました。今考えてみると上野城にも行っておけばよかったと思います。

 次は甲賀だ!!

 後日談:「Tさん」が後で家族や会社の人に「伊賀の忍者屋敷に行った」という話をしたところ、予想外に行った人が多く、しかも忍者うどんを食べた人や食べ損ねてくやしがった人(混んでいて入れなかったとか)までいて驚いたということです。また、やはり連休中に古い知り合いの「K本さん」がやはり伊賀に行ったらしく、写真を撮ったそうなので載せさせてもらいます。ピンク色の忍者電車1ピンク色の忍者電車2

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