難波遠征記
文:不死川 魔沙王
2001年12月1日、難波で行われた「伊賀・甲賀忍者フェスタ」に行ってきました。別の用事でこの日会った「Tさん」となりゆき上一緒に行くことになりました。ちらし
忍者衣装で来てくれた人には記念品贈呈!とのことでしたがその勇気はありませんでした。
「黒党忍者ショー」:伊賀の「黒党」(くろんど)という団体が演ずる忍者ショー。鎖鎌の使い方や人の縛り方が参考になりました。「ここで会場の人にも演じてもらいましょう」というとき恥ずかしくて手をあげられなかったのが残念。修行が足りませんね。もっともスタッフははじめから子供用の衣装しか用意してなかったみたいですけど・・・。
「忍者道具展示会」:「忍術・手品のひみつ」で見た本物の忍者道具が無造作に置いてあって感動しました。フィルムを使いまくってしまいました。
みずぐも・しころ・くない・まきびし・かすがい・くさりがま・爆竹みたいなの・のろし筒
「忍ジャーズダンス」:伊賀のボランティア団体がやっているらしいダンス。変な格好をしたおばちゃん達が踊っていました。にこやかに踊る太ったおばちゃんと無表情に踊る女子中学生の取り合わせがよかったです。背中の刀をつかんで走り回るような動きなどがちょっと忍者らしかったかな、と思います。
「本物の手裏剣なげ」:本物の手裏剣を投げるコーナーがありました。重くてとがっていて回転させながら投げると向こうの壁に「ドスッ」と音をたてて刺さります。的にはあたったんですがささらなかったので残念賞の「かたやき」をもらいました。「かたやき」というのは伊賀のお菓子らしく、堅くて甘いせんべいです。
「かたやき」:パッケージの説明文はこんなのです。
「かたやきは四百年の昔、三重県上野市地方で伊賀の忍者が忍び込んだ時、量が少なく栄養価が高いので携帯食として生まれました。其の後、厳選された材料と昔ながらの手焼の製法で丹念に焼き上げました。
伝統に培われたこの品を非常時の保存食としてもご賞味ください。 鎌田製菓」
食べてみると大変硬く、味は瓦せんべいのような味のカンパン、といったところでした。私はおいしいと思います。しかし、食べるとぼりぼりと音がするので忍び込むときには向いていないような気もします。売り物のやつは割るための木槌付きでした。私はハンマーで割りました。口で割るのは難しそうです。
「忍者マジックショー」:忍者衣装を着た二人組「佐助・才蔵」が手品をやっていました。佐助 元吉本の人らしく、素人のにおいがするイベントが多い中、唯一プロっぽい人たちでした。前に座っていた女の人がむちゃくちゃ受けていました。
「似顔絵コーナー」:無料で似顔絵を描いてくれるコーナーがありました。漫画家らしき人とその弟子らしき女性二人がやっていたんですが、近所のヤンキー達に「ただやで、ただ!」「似てへん」「学園長!3人つれてきました!!」などとたかられて大変そうでした。ただ、というのも考えものですね。私も描いてもらったんですが、残念ながらあんまり似ていませんでした。
伊賀甲賀合同イベント、ということでしたが、伊賀の人の活躍ばかり目立っていたようです。やはり市を挙げて取り組む伊賀と町でやってる甲賀の差でしょうか。甲賀の人の活躍にもっと期待したいところです。
次は甲賀に行ってみたいと思います。