(21)地獄のニンジャ戦線・アマゾニア

“NINJA:AMERICAN WARRIOR”/“地獄のニンジャ戦線 アマゾニア”
?年 HongKong:FILMARK INTERNATIONAL

監督 Tommy Cheng
製作 Tomas Tang
脚本 Martin Holland
出演 Joff Houston,John Wilford,Peter Davis,Glen Carson,Joan Leung

(武田)
 フィルマーク社製ニンジャ映画の例に漏れず、アクション映画にニンジャ場面を付け足して100分の一に希釈した映画。ベトナム帰りの忍術を極めた刑事が、麻薬捜査に乗り込み、“アマゾニア”の異名を取る女刑事が絡んでくる。アマゾニアは殆ど出てこず、途中で麻薬付けにされてしまう。まぁ、元々別の映画だし。メンバーは見慣れた奴らばかりで目新しさ全くなし。

←あっ、「地獄のニンジャソルジャー」で悪のブラックニンジャ首領をやってた人だ!!勉強になりますね

 白ニンジャに対するのは赤ニンジャと黄ニンジャで、刑事ものの方には顔を白く塗った変な奴が出てきてこいつもニンジャという設定。話が全くかみ合わないので、真剣に映画として見た奴はキレキレ100%。当時ニンジャと共に映画でのムーブメントであったベトナムも絡ませてあり、麻薬組織のスナイパーが刑事のベトナムの戦友でいまだに傷を引きずっている設定。

 誰かこの映画のストーリーをまとめられたら俺から記念品あげてもいいや。

参考映像:悪の手下たちにくびり殺される子供(迫真の演技!)

(不死川)
 フィルマーク+徳間。パッケージが「クノイチ部隊」とそっくり。内容は、アマゾニアという女刑事の「女必殺拳」風アクションに、ニンジャバトルを無理矢理はめ込んだもの。あとから挿入したシーンが明らかに別の場所だったりして、支離滅裂。誰がどこでなにをやっているのかさえわからない。最後のバトルで、手下が突然マネキンに変化して爆発するシーン(特撮のつもりだったらしいが、それならあんな洋服売り場にあるような人形使うなよ!!)だけ良かった。△

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