アメリカン忍者5

2002/12/21 video
"American Ninja V"/"アメリカン忍者5"

1993年 USA:Cannon Group / International Movie Service S.r.l. [it]
Directed by
Bobby Jean Leonard
Writing credits
John Bryant Hedberg
Greg Latter
George Saunders
Produced by
Ovidio G. Assonitis .... producer
Caupolican Dvalles .... producer
Sam Perlmutter .... executive producer
Jonathan Tzachor .... producer
Original Music by
Daniel May
Cinematography by
Roberto Forges Davanzati (as Robert Forges)
Cast
David Bradley .... Joe
Lee Reyes .... Hiro
Anne Dupont .... Lisa
Pat Morita .... Master Tetsu
James Lew .... Viper
Clement von Franckenstein .... Glock
Marco Fiorini .... Flathead
Aharon Ipale .... Dr. Strobel (as Ron Ipale)
Norman Burton .... Ambassador Halden
Tadashi Yamashita .... Tadashi

(武田)
 デビッド・ブラッドレー主演。ヴァンダムライクに股割のオープニング。さらわれた女を追っかけてくと毒ガス開発の陰謀に巻きこまれるってストーリー。今回はヤマシタ・タダシが殺陣をつけているので技をしっかりおさえていくアクション構成になっている。ただし、シリーズの特徴である色とりどりのニンジャがわらわらと大量に出てくるって点はしっかりおさえているのでご心配なく。

 ヤマシタ・タダシに加えパット・モリタも出てくるんだが、ヤマシタ・タダシはヌンチャク振り回し、パット・モリタはガキにカラテ教えてるっていうなんとも固定イメージばりばりの役柄。しかもガキはブラッドレーに夕日の逆光の中、形を習ってます。まあ、直接的なレスペクトなんだろう。このガキは映画全体にちょっとした笑いを入れるために使われてるんだが、有象無象のニンジャ映画の中ではこういった点の配慮は全くないわけで、このシリーズでは水着見せて女っ気出したりカー・チェイスも入れたりしていて、ちゃんと商業ベースに乗る映画になっている。「ニンジャ」っていう使い捨て的なネタを長く使いまわすには必要なわけで、フィルマークとは違って、ある意味ニンジャ映画の普及に貢献してくれているといっていいんだろう。

 IMDBで8歳の時にこれを見た奴によると、ガキにとってはカラフルなニンジャがクールで、たくさんニンジャが出てきてうれしかったそうだ。ピュアっていいよね!

ほのぼの

(不死川)
 4までとはうってかわって、子供が主人公のほのぼの映画。「ベストキッド4」みたいなものかな。でも子供もちゃんとした動きをするし、けっこう面白かったぞ。パットモリタ(「ベストキッド」の師匠の人)が出てくる。

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