(50)キラー・エリート
(武田) CIAの下部組織に所属する胸毛男ジェームズ・カーン。仲間の裏切りによりクリップルにされるが、付け焼刃の太極拳で復活。病院で調達した看護婦と一緒に暮らしていると中国の政治家の護衛を依頼される。ガンマニアのサイコと車の修理工をしてるクレイジーとともに任務につくが、護衛すべき奴らは「闇を使う」とか言ってニンジャ衣装でお出かけし勝手に敵につかまる娘とニンジャと戦いたがるマコ岩松だった!わらわら出てくるニンジャどもを一掃してミッション・コンプリートってな内容。 ![]() ![]() バーン うひゃー 初期のニンジャ作品のためまだニンジャが驚異的な強さを持つって設定でもなく、刀を持って駆け寄ったら銃で薙ぎ倒され、小娘には華麗な後ろ回し蹴りを決められ、小男にさえ抱え上げられて海に放り投げられる。…はぁ、なさけない。まあ大体こんな普通の映画に突然登場してくる時点で場違いなんだよな。 ![]() ![]() 小男に海に落とされるニンジャ(弱!!)(左)なぜか試合をはじめる政治家(右) しかし護衛すべき政治家とニンジャが戦ってるってのに横でうだ話して「ちびの方に賭ける」とか言ってる主人公ってどうよ!?もしかしたら「あ、別に主人公たちが最後にバトルしなくていいんだ」ってなことをフィルマークが真似したんだったらあんたらのせいだぞ。 ![]() ![]() ぼんやり試合を眺める主人公たち (不死川) ![]() で、いろいろ会話があるのだが、実は主人公の上司の命令で裏切ったが、友人のよしみで殺さなかったらしいことなどがわかる。そんなことを喋っているうちに主人公の仲間のスナイパー(この人が「腎臓売れ」の杉山会長を思わせるいい顔なのだ)に元友人はあっさり撃ち殺されてしまう。で、なんだかよくわからないけれども、「船の墓場」という廃船がいっぱい並んでいる場所で上司の手足を撃ち抜いてからニンジャ軍団(衣装は灰色と黒色のがいた)と対決。マシンガンの乱射でムシケラのように倒されるニンジャ軍団。肉弾戦になってもあっさり蹴り倒され、海に投げ落とされるニンジャ軍団。そこにニンジャ軍団の首領登場!「コイ!!」「ヨシ!」なぜかニンジャ軍団首領とチャンが日本刀で一騎打ち。主人公たちはついて行けん、という風情で「どっちが勝つと思う?」「あの小さいほうに賭ける」などと言いつつぼんやりその勝負を見守る。結局チャンが勝ってよかったね。で、去っていく主人公。―終わり― ![]() ![]() ニンジャ軍団首領(左)ニンジャ弱すぎ(右) ひどい映画だった。この映画はニンジャ映画の元祖ということになっているが、ここで描かれているニンジャは「なんだかよくわからないけど東洋の神秘ってやつ?」な論理に基づいて行動するが、結局マシンガンにはかなわない無力なものである。義和拳を修行すると鉄砲の弾にあたらないと信じて戦ったが結局敗北した「義和団の乱」を思い起こさせて悲しい。われわれの知っている「超人的な技能を身につけていて、どんな不可能も可能にするすごい人々」としてのニンジャは、やはりショー・コスギが発明したもののようだ。だいたい「ニンジャというのは…」という説明が一切ないので、なんであんなやつらが襲ってきたのか全然わからない。日本人は「なんだかよくわからないけど突然襲ってくる得体の知れないやつら」だとその頃は思われていたのかもしれない。 (追記・もう一回武田と見たときの感想文)何度も「これいつまで続くん?」と聞かれる。アンニュイな雰囲気がなんとなく好きなんだが、よく考えたら話の筋が全然通じてない。工場の男はなんで爆弾をしかけたのか?(豆男の店に主人公が来ることは知らなかったはずだし、知っていたとしてもあの車を借りるとはわからなかったはず)爆弾が車の下についているとなんでわかったのか?結局主人公は昔の相棒と何がしたかったのか?(途中でジェロームが話を中断させてしまうのでわからず。なんかねっとりした関係に見える)そもそもなんでニンジャ軍団が出てくるのか?チャンの娘はクノイチ姿で何がしたかったのか?さっぱりわからん。この映画の登場人物の真似の仕方:目を合わせないで笑いながら「Year....」と返事をする。 | |