(11)激突!少林拳対忍者

“SHAOLIN FIGHTERS VS NINJA”/“激突!少林拳対忍者”
?年 HongKong:金冠国際電影有限公司

監督 Wong Tai Loy
製作総指揮 David Chung
脚本 Chin Yu
原作 Ku Lung
撮影 Lau Hung Chuen
音楽 Cheng Siu Chau Joseph Koo
武術監督 Ching Siu Tung
出演 Hsu Shao Chiang
   Y.Kurata Wang Ching Lee David Chiang Flora Cheung Isamu Nakamura

 

(武田)
 製作年などは不明。倉田ともうひとりの役者が演じる二人の無敵男が出会い、伝説の男リーを追ううちに月の女神と戦ったりする。車椅子のまま空を飛んだり、火の神様と戦ったり、とまったく奇天烈に話が進んで行くからか筋が全然理解不能。ニンジャはほんのちょっと出てくる。オチでなんとなく納得してしまうが、やっぱりわからない。古装片の雰囲気だけでいえば、ニンジャ版東邪西毒といったところか。ちょうど監督の名前もウォンだしな。

 クラタンがぼけ役を演じているが、アクションはさすが。途中で“トんじゃう”けどな。伝書鳩食っちまうあたりは作家のジョークのセンスを感じさせる。

(不死川)
 話が支離滅裂。「月の女神」とか火の神とか、もーわけわからん。ただ倉田保昭の演技だけはよかった。しかし倉田は本筋と全然関係ないのだ。忍者は申し訳程度に登場。少林拳は全く関係なし。△

 

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