(30)地獄のニンジャソルジャー

“NINJA 8：WARRIORS OF FIRE”/“地獄のニンジャソルジャー”
？年　Filmark International

監督　Bruce Lambert 製作　Tomas Tang 脚本　Cary Nelson プロダクション・デザイナー　Tomas Tang

Cast Joff Houston Gren Carson Peter Davis Christine Warren Julie Luk Arthur Chan Robert Ko Joe Lee

（武田）
　またまた２つの映画の組み合わせ。元ねたは女任侠ものと思しい。極秘の青写真を巡って殺された姉の敵を取るためホワイト・ニンジャに志願する女の子。ただしこいつはニンジャ衣装にさえならない。しかしニンジャ・ネームがいかしている。「狂ったミツバチ、クレイジー・ビー」である。敵も「お、おまえは狂ったミツバチ！」ってなもんだ。で、おなじみの顔ぶれがニンジャ衣装で変な格闘ごっこをしている。当然ストーリーはつながらない。いつも通りです。ちなみに敵は赤ニンジャ。手下は黒。闘うのはちょび髭のあんちゃん。とりあえず白のニンジャ服を着ている。
　にしても上のポーズはサソリUSAを思い出させますな。

（不死川）
　姉を殺された娘が、壷振りの修行をしてクレイジー・ビーという女侠客となり、復讐を遂げていくという小池一夫＆上村一夫の「修羅雪姫」みたいな話、だったんだろうなあ、もとは・・・。とにかくもとの映画、とくにクレイジー・ビーのキャラクターが強烈すぎて、ニンジャ映画であるということをいつのまにかすっかり忘れてしまう。ロビンとかいうやつが出てきたが、いったいなんだったのか。ホワイトニンジャ軍団とブラックニンジャ軍団の戦いと、ブラックニンジャ首領の戦争体験にはどういう関係があるのか・・・。もはやそんなことはどうでもよくて、ただただクレイジー・ビーの素晴らしさに酔うのみ。もとの作品が見たかったなあ。たぶん１００倍は面白かっただろうに・・・。