伊勢遠征記(2)


〜忍者の里〜

大忍者劇場

九度山の真田幸村と猿飛佐助を服部半蔵が襲う、というストーリーです。天井から忍者が音もなくロープで降りてきたり、敵の刀をよけるために壁を蹴って後方宙返りをしたりと、すばらしいアクションの数々に手に汗をにぎりました。真田幸村は敵をあざむくためにじじいの変装をしているのですが、まるでウッチャンナンチャンのウッチャン演じる酔拳ジジイのようでした。そのコミカルな演技も見逃せません。


ニャンまげ劇場

劇場内にはステージがあったので、てっきりニャンまげの着ぐるみショーだと思っていたのですが、映画の上映会でした。ストーリーは、町を騒がす「烏天狗」の集団がニャンまげファミリーに退治されるというものです。ニャンまげのほかにもワンまげ、パンまげ、さるまげが出てきて活躍します。ニャンまげはやっぱりというか、何もしません。だんごを持ってうろうろしているだけです。脚本は山本優でした。ガンダムやうる星やつらでも脚本を書いていたベテランです。


忍者からくり迷路

どんでん返しや隠し扉などのしかけがたくさんあるからくり屋敷です。はじめは迷いますが、冷静に見ると普通の扉と隠し扉のつくりがあきらかに違うので、すぐに分かるようになります。しかし屋敷自体はかなり広く、降参してしまった人のために「脱出口」というのがあちこちに作られていました。また、中央に組んであるやぐらの上には迷路脱出のヒントが隠されています。しかし、わたしたちが行ったときはそのやぐらが工事中だったので、ヒントは地面に置いてあり、丸見えになっていました。



入り口


舶来遊戯堂

西洋手裏剣道場、つまりダーツ場です。5つ的に命中させると景品(ニャンまげクッションとか)がもらえます。よほどの腕前でないと成功は難しそうでした。


ちびっこ忍者砦

ここは自動販売機やベンチがある休憩所で、隅のほうに子供用の小さなアスレチックの設備があります。これが忍者砦とは少し大げさです。その横に鬼の形をしたベニヤ板がありました。腹の部分に丸い穴が開いていたので、ボールを投げてそこに入ったら景品、とかいうものだったらしいことが推測されました。しかし現在ではボールも何もなく、ただ鬼の絵の板がポツリと置いてあるだけです。古いUFOキャッチャーも所在なげに置いてありました。



淋しそうです
忍者修行砦

時間がなかったので今回はパスしました。が、話によるとここでは由美かおる似の人形が入浴をしていて、のぞきこむとこちらを向いて胸から水を発射する、という面白いしかけがあるそうです。あぁ、行っておけばよかった。


忍者めし処

不死川氏は「忍者びっくり丼(1000円)」、わたしは「豚唐忍者丼(800円)」を食べました。忍者びっくり丼はただの天丼でした。なにが忍者だよ、と文句を言いながら食べていると、ごはんの下からうなぎの天ぷらが出てきました。この趣向は伊賀の「忍者うどん」と同じです。氏によると、うなぎの天ぷらはなまぐさくてあまりおいしくなかったそうです。豚唐忍者丼は、豚の唐揚げがごはんの上にのっていて、刻みねぎがたくさんかかっているというもの。どちらかというと、豚唐忍者丼のほうをおすすめします。

食事ができるところはこの付近にいくつかありますが、だいたいどこもうどんや丼などが中心です。もっと「らしい」ものを食べたい方は、入り口付近の「合戦大食事館」がいいと思います。薬膳料理や鍋などのメニューが手軽に楽しめるようです。



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