甲賀遠征記(3) 1.入り口まで 最近できた忍者村とか 曰く、
実際知らなかったんだが、ここは甲賀武士53家のトップ、望月出雲守の17世紀末に建てられた家らしい。今でこそ開けた土地だが当時は鬱蒼とした森の中、しかも通常の家屋に見せかけて立ててある。いやあ、実に本物っぽくて良い。本物なんだが。 他にも心憎い仕掛けが満載だ。
ここまで来ると、「こんな仕掛けを考えるとは忍者って頭良かったんだなあ」とか思う前に「こんなことばっかり考えてるような奴らとは付き合いたくないなあ」と思えてくるのが不思議である。 それにしてもこの狭い空間に良くこれだけ趣向を凝らしたもんだ。日本で唯一残っている本物の忍術屋敷という売り文句に名前負けしていない。ニンジャのベースとなった忍者の実際を知っておくのも良いことであるよ。 |